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④ 夏から秋にかけての養生法



空・風・火・水・土のエネルギーがわかってくると、移り行く季節を上手に過ごしていけるようになります。


アーユルヴェーダに出会う前の私の夏を思い返してみました。

はしゃぎまくりで、あとでへとへと。笑。

アーユルヴェーダに出会ってからの私の夏は、確実に過ごしやすくなってます。夏バテ知らず。


ちょっとしたアーユルヴェーダの叡智を知ることで、快適な夏、そして初秋を過ごせるようになります。

今回はそんなエッセンスをお伝えします。



夏は火(ピッタ)のエネルギーが活発になります。

なので、火を冷ますように心がけますが、過剰に冷やすと風や空のエネルギー(ヴァータ)が乱れ、夏バテの原因になるので、過剰な「冷」にも注意します。



*夏は暑いのでそれだけで体力を消耗します。

 そのため運動も他の季節より控えめにします。

 また消化力も弱くなっているので、夏の食事の量は普段より少し控えめにして、消化にいいものいただく。

 「体力をつけなきゃ」とついついお肉や高カロリーなものばかり食べてしまいがちですが、少し控えましょう。



*熱を冷ます味には苦味、渋味、甘味の3つの味があります。

 逆に熱を上げる味は、辛味、塩味、酸味の3種です。

 苦味の代表ゴーヤは、夏の野菜ですね。


 自然に旬の夏野菜をバランス良くとることで、夏に合った食事になります。

 夏野菜のスープ(例:ラタトゥイユ)などは、身体にスムーズに吸収されて理想的な食べ物だと思います。



*甘味が熱を冷ますと言っても、かき氷やアイスクリーム、甘いスイーツを食べ過ぎると、

 逆に消化力がさらに弱まり夏バテの原因になります。


 体に吸収しやすい甘味、スイカや桃など甘い水分の多い旬のフルーツを頂く。

 とはいえ、食後のフルーツはNGです。

 食後のフルーツは定番なのでびっくりかもしれないけど、消化されず、そのままアーマ(未消化物)となり、

 毒素となって身体にたまっていってしまいます。


 なので、夏のおやつのスイカはとてもいいですね。

 昼間ピッタ最高潮で暑さが身体にたまっていきます。それを3時のスイカで冷ます。

 その時に尚いいのが、岩塩を一つまみかけて食べる。ピッタをためない。



*さわやかな自然な色(緑や青)や音(波の音やせせらぎの音)、ローズやミント、サンダルウッドなどの香りを取り入れる。



秋口こそピッタを鎮静


夏の暑さは、身体を自然とデトックスさせるのに最適です。

なので、なるべくクーラーなどに頼らず気持ち良く汗をかきましょう。


暑いからと言って、クーラーでひんやりした部屋で冷え冷えのビールや氷たくさんのジュースを飲む事は避けます。

クーラーの効き過ぎているような部屋にずっといたり、冷たい食べ物や飲み物ばかり摂ると、身体は季節について行けなくなり夏バテや熱中症の原因になります。


通勤の電車や会社がクーラーの効き過ぎで寒く感じる方、いつでも羽織れるストールや長い靴下持ち歩きましょう。

そして温かい飲み物をちょっとずつでいいので摂取するように心がけましょう。



そんなこと言っても、夏はたのしいことが盛りだくさん。心がけるよりもはしゃいじゃいますよね。

夏だし、楽しみたい。その気持ちよ〜く分かります。


サーフィンなどする方はお分かりかと思いますが、9月の海水は7月の海水よりも温かいですね。

それは夏中たくさん太陽の熱を浴びた海がだんだんと温かくなるからです。


人間の体もそう。

夏はピッタが上がってきますが、夏に溜ったピッタが更に増すのが秋口です。

夏のアクティビティが一段落した秋口こそピッタを鎮静するような生活を心がけるといいかもしれません。


立秋を過ぎ、だんだんと夜が涼しくなってきました。

アーユルヴェーダのエッセンスを取り入れながら、無理なくゆっくりと体のバランスを戻して行きましょう。


残りの夏もたのしんでください♪



(momoyo先生コラムより抜粋)






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